日記を書くと良いらしいけど、どうやって書くのがいいの?
オススメの書き方、ありますよ!
今回は、精神疾患患者さんにオススメの日記の書き方をご紹介していきたいと思います。
気分の波を数値化・可視化する
まず私がオススメしたいのが、気分の波を数値化・可視化すること。
どういうことか、細かく説明していきますね。
①その日の気分を10段階で数字にして、その日の日付の欄に書き込む
(1番調子が悪い時が0、絶好調な時は10)
②グラフ上に点を書いて、毎日点を繋いでいき、グラフにして分かりやすくする
これだけです。
こうする事で、
いつ調子が悪かったのか、いつ調子が良かったのかが一目で分かるようになります。
そして、調子が悪かった(良かった)ときに、何がきっかけだったのかが、分かりやすくなります。
なぜ私が、この方法をオススメしているかというと、病院の診察でとても役に立つからです。
いざ病院に行って先生と話すとなると、頭の中が真っ白になってしまったり、話したいことがゴチャゴチャになってしまい、うまく言葉にまとめられないと言うことが、多々起こります。
そんな時、このグラフを先生に見せると、自分の状態がどんなものだったのか、説明しやすくなります。
この方法は、本当にオススメ。
初診を除き、普段の診察ではほんの数分しか先生と話をすることが出来ないのが基本です。
無駄の無いように、しっかりと状態を伝えられるといいですね。
1日の流れを時系列にして書く
次にオススメしたいのが、1日の流れを時系列にして書くというもの。
実際にどんな風に書いているかご紹介しますね。
こんな風に時間の隣に、何をしたかを細かく書いていきます。
こうすることで、何月何日の何時ごろ、自分が何をしていたのかが一目で分かるようになります。
この方法をオススメしたい理由は、先ほどのグラフと照らし合わせることが出来るからです。
どういうことかというと、例えばグラフを見て極端に気分が落ち込んでいる日があるとしましょう。
そして、その日が2月5日だったとします。
日記の2月5日のページを開きます。
すると自分がその日何をしていたのか、すぐに分かるのです。
こうして、気分が落ち込んだ時に、何がきっかけで落ち込んだのかが分かりやすくなります。
こちらも、診察の時に持参して先生に説明する材料にできますので、とってもオススメです。
嫌なことがあったらとにかく書く
私は嫌なことがあった時、とにかく日記に書くようにしています。
その時感じていること、思ったこと、嫌だったこと、嫌だった人、全部くまなく書き出します。
そうする事で、頭の中が整理されるのです。
『書く』ことの大切さは、あらゆるところでも紹介されていますが、実際にやってみて本当に効果があるんだと実感しました。
ただし、ここで気をつけて欲しいことがあります。
この方法には、向き・不向きがあると言うこと。
書き出してスッキリする人もいれば、逆に落ち込みが酷くなってしまう人もいます。
一度試してみて、自分に合うと思ったら継続してみると良いでしょう。
自分に合わないと思ったら、無理に続ける必要はありません。
最後に
いかがだったでしょうか。
今回はオススメ日記の書き方をご紹介しました。
どうして私が、今回の記事タイトルを『精神疾患患者さん必見』と書いたのかと言うと、病院の診察の際に、使える日記の書き方だからです。
心療内科やメンタルクリニックでは、たった数分の間に、自分の状態や気持ち、気分などをいっぺんに伝えなくてはなりません。
私も経験したので分かりますが、これが本当に難しい。
だからこそ、役に立てる方法はないかと、自分で考えてやってみたのです。
皆さんもぜひ、気になるものがあったら試してみてくださいね。
そして自分に合わないと思ったら、続けなくても大丈夫。
少しでも、みなさんのお役に立てましたら幸いです。
診察に関してのお話しはこちらの記事で読んでみてくださいね。
コメント