メンタルの不調で悩んでる方、多いんじゃないでしょうか。
病院に行こうか。
行かなくてもいいか。
行くならどんな所に行けばいいか。
分からないことだらけですよね。
10年前の私もそうでした。
あれから10年心療内科に通っていますが、今の病院に落ち着くまで4軒、渡り歩きました。
今回は、精神科・心療内科通院歴10年の私が、いま心の不調で悩む方に向けて、病院の選び方をご紹介していきたいと思います。
病院に行くか迷ったら
メンタルの不調を感じているけれど、病院に行くほどではないかもしれない、、と、悩んでる方も多いと思います。
はっきり言います。
悩んだら、行きましょう。
鬱病を始め、あらゆる精神疾患は、本人の自覚なしに進行している可能性が高いものです。
体の病気と同じで、対処するのは早ければ早いほどいいのです。
メンタルの不調は、あなたの心の大切なサインです。
あなたはこれまで十分頑張ってきました。
がんばって、無理して、限界まで自分を追い込んできたんじゃないですか?
もう1人で頑張らなくていいんですよ。
カウンセラーやお医者さん、たくさんのプロたちが、あなたと一緒に、解決法を探してくれます。
そろそろ肩の荷を下ろす時ですよ。
大切なのは自分に合う病院かどうか
とはいえ、どんな病院を選んだらいいのか分からないという方も多いと思います。
私の経験上、病院を選ぶときに最も大切なのは、自分に合う病院かどうかだと思います。
一口に精神科・心療内科といっても、色んな病院があり、色んなお医者さんがいらっしゃいます。
はじめて行った病院が、ぴったり自分に合ったという人もいれば、なかなか合う病院に出会えず転々としている方もいます。
まずは、『あなたがその病院に何を求めるか』をはっきりさせると良いと思います。
家から近くて通いやすい方がいい
とにかく自分に合う薬を処方してほしい
薬に頼らず治療していきたい
カウンセラーとゆっくり話がしたい
あなたはどんな病院だと安心して通えますか?
そしてもう一つ、覚えていてほしい事があります。
それは、合わないと思ったら、病院を変えても良いということ。
嫌な思いをしてまで無理に通い続ける必要はないのです。
お医者さんも人間ですから、診察の仕方も、患者さんへの関わり方も、その人によって違います。
だからこそ、自分に合うお医者さんを見つけるまで探し続けてもいいと、私は思います。
通院先を4回変えた私の体験談
最後に、通院歴10年の私の体験談をお話ししたいと思います。
はじめて私が病院に行ったのは、18歳の時でした。
ネットで調べて、最初に目についた病院に行きました。
当時の私は、メンタルの不調どころか、希死念慮(死にたい気持ち)があったので慌てて病院に駆け込んだのですが、そこでは軽くあしらわれて相手にされませんでした。
その当時ひどく落ち込んだのを覚えています。
こんなに辛いのに。こんなに苦しいのに。
誰も理解してくれない。
独りぼっちになった気分でした。
その後、親の付き添いで別の病院に行きましたが、その病院でも『あなたは正常ですよ』みたいなことを言われて帰されました。
でも自分の心のことは、自分が一番よく分かっている。
辛くて苦しい気持ちは、私へのSOSでした。
3つめの病院にかかったとき、初めて『鬱病』と診断されました。
自分の苦しみに、はじめて名前がついた瞬間でした。
やっと理解してもらえた、安堵の気持ちでいっぱいになったのを今でも覚えています。
その病院では、お医者さんの他に心理カウンセラーの方がいて、私は薬物療法と並行してカウンセリングでの治療も行うことになりました。
当時の私は、病院に『ゆっくり話を聞いてもらうこと』を求めていました。
その気持ちにぴったり合ったのが、この病院でした。
今現在は、引っ越して別の病院に通っていますが、今の私の要望は『自分に合う薬を処方してくれて、家から通いやすい場所であること』です。
そして今通っている病院は、私の要望にぴったり合う病院です。
こんな風に、自分が病院に何を求めるのかをはっきりさせておくと、自分に合う病院を見つけやすくなるのではないかと思います。
まとめ
精神科・心療内科を選ぶ上で最も大切なのは、自分に合う病院かどうか、ということをお伝えしてきました。
初めて行った病院がいきなり自分に合えばラッキーですが、そうはいかないこともあります。というか、むしろ合わない事の方が多いかも知れません。
もし合わないな、この病院はなんか嫌だな、と思ったら、次の病院を探してもいいんです。
自分の要望をはっきりさせて、自分にぴったりの病院に出会えるといいですね。
焦らなくても大丈夫。
ゆっくりいきましょう。
最後になりましたが、もう一度言わせてください。
大丈夫。あなたはもう1人で頑張らなくて良いんですよ。
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