自殺願望の先に

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こんにちは。双極性障害フリーター女のkittyです。

今回は、私の身の上話でもしようかなと思います。

誰が興味あんねん!

まあちょっと、そう言わずに最後まで読んでみてください。

ほんとに興味ない人はすっとばしてもらって大丈夫です。笑

突然ですが、夢ってありますか?

将来の目標とかってありますか?

私は、死ぬことを覚悟したその日に、将来の夢が見つかりました。

将来の夢がある人も無い人も、生きる意味を見出せない人も、『生きるってなんだろう?』を考えるきっかけにしてもらえたらと思い、今回の記事を公開します。

自殺を決めた日

20歳頃、私は人生のどん底にいました。

生きる意味を見失ない、いつ首を吊ってもおかしくないような状態でした。

明らかに異常でした。

家族とも絶縁し、ひとりぼっちでした。

もう辞めよう、生きるの。

貯金10万円をATMで引き出し、現金10万円を握りしめた私は、高速バスに乗りました。

行ったこともない、知り合いもいない場所、とある県にたどり着いた私は、心に決めていました。

この10万円が底をついたら、ここで死のう。

いよいよ手持ちのお金が底をつきそうになった時、死ぬ覚悟を決めていた私は、海岸にいました。

人生が終わる気配をただ、感じていました。

海を眺めながら、その気配を感じていました。

無の感情。

つらいとか、苦しいとか、楽しいとか、嬉しいとか。

何もない、ただ、無の感情。

ただ海を眺めていました。

その時、気づいてしまったんです。

海が綺麗なことに。

海が綺麗だと、思ってしまった。

これから死ぬと言うのに。

もっとここにいたいと、思ってしまいました。

もっと海を見ていたいと、思ってしまいました。

この目であと、どれくらい、綺麗な海を見れるだろうと考えるうち、なんだかまだ死ねないような気がしてきたんです。

まだもう少しだけ、綺麗な海を見ていたいと思ったんです。

おかしいですよね。さっきまで、死ぬことを覚悟していた人間が、海を見て、まだ死ねないと思うなんて。

だから、とりあえず辞めました。死ぬの。

だってまだ、海が見たかったから。

はじめて海を好きになった瞬間です。

人生を諦められなかった理由

それまでは、自分がなにが好きで、なにに興味があるのか、まったくもって分からなかったんですよね。

でも死ぬことを覚悟した瞬間、海が好きだと気づいてしまった。

将来の夢なんて、そんな馬鹿らしいものと思っていたのに、いつのまにか夢まで追うようになっていました。

『もっともっと、綺麗な海が見たい』

ただその思いに支配されるように、私は変わっていきました。

死のうと思っていたのに。

人生を辞めると、覚悟を決めたのに。

綺麗な海が見たいだけの気持ちで、生かされたのです。

その日から私は、海に感謝をするようになりました。

ありがとう、私を殺さないでいてくれて。

ありがとう、私を引き留めてくれて。

海があったから、死なずに済んだ。

海に出会えたから、救われた。

自殺願望の先に待っていたもの

ほんの数年前に、死のうと決めていた女が、今どこで、何をしていると思いますか?

沖縄で、綺麗な海を見ながら仕事をしています。

休日には、スキューバダイビングをして海に潜ったり、ビーチで読書したりしています。

綺麗な海のそばで過ごしたい、そんな夢が叶いました。

というか、自分で叶えました。

この夢を叶えるには、色んなものを手放したし、傷ついたり泣いたりもたくさんしました。

でもそれを乗り越えたから、今やっと、ずっと叶えたかった夢を叶えることができました。

確実に言えること。

あの時死ななかったから、この場所にいられる。

逆に言えば、死ぬ覚悟を決めたからこそ、見えたものがあったと感じます。

最後に

死ぬほどつらい

文字通り、本気で死んでしまいたくなる時ってありますよね。

そんな時、ちょっとだけでいいから考えてみて欲しいことがあります。

『今死ぬとしたら、やり残したことはない?』
『死ぬ瞬間に後悔することはない?』

例えば、

あ〜あの人に最後に会っておけばよかった

とか、

あ〜〇〇に行ってみたかったな

とか、

あ〜最後に、〇〇が食べたかったな

とか。

後悔しそうなことがありそうですよね。

本当に死んでしまったら、もうその願いを叶えることは一生できません。

それに、思ったんですが

どうせ死ぬじゃないですか、最後は。

100年後みんな居なくなるんだから。

あなたの後悔しそうなことはなんですか?

将来の夢、とまでは行かなくとも、後悔しそうなことを一つずつ無くしていく人生もありじゃないでしょうか?

今回は取り止めもない、私の身の上話をしてきました。

興味ない人は最後までスクロールしてきたかもしれませんが笑

私が本当に伝えたかったことは、まだ死なないでほしいということです。

こんな私でも、ここまでなんとか生きてきたから。
死んでるのか生きてるのか分からないくらい辛かったけど、ここまで生きてこれたから。

だからまだもう少し、諦めないでほしい。

自己紹介
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18歳で初めて鬱病と診断を受ける。その後、双極性障害の診断を受け、10年以上病気と向き合い続ける。心理学、自己啓発など約50冊以上の本を読み、独学で勉強し心理カウンセラーの資格を取得。海外留学や移住を経て、精神疾患があっても幸せになれる方法を日々模索する。

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〜双極性障害フリーター女の生き延び方〜

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